1999年電子情報通信学会総合大会講演論文集[2],150(1999.3)

デジタルホログラムのための漸化式を用いた単精度位相計算
Phase Computation Employing a Recurrence Formula with single-precision for Digital Hologram

松島恭治,高井正弘
K. Matsushima and M.Takai

関西大学工学部電気工学科
Department of Electrical Engineering, Kansai University


抜粋

ディスプレイ用のデジタルホログラム作成の一つの問題点は,点光源光波の位相計算が莫大な計算量を要求することである.これは特に全方位の視差を持つホログラムで顕著であり,多数の点光源からなるサーフェースモデルの物体からのホログラム作成を困難なものにしている.そこで,我々は漸化式を用いた計算方法を考案し,1回の除算と2回の加算で1ステップの高精度距離(位相)計算が可能であることを示した[1]


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