祝! MITミュージアムにてホログラム展示決定!

| コメント(0) | トラックバック(0)

またまた自慢ネタで恐縮である.我々のコンピュータホログラムが,マサチューセッツ工科大学博物館(MITミュージアム)で展示されることが決定した.MITミュージアムは,MITでの学問や研究成果を幅広く社会と結びつけることを主なミッションとしているが,世界有数のホログラムコレクションでも知られている.そのMITミュージアムにおいて,2012年の6月より最先端ホログラム技術を主題とした展示が始まる.期間は15か月で2012年9月まで展示される予定である.また,これにあわせてMITメディアラボシンポジウム(International Sympsium on Display Holography, ISDH2012)が6月に開催される.

コンピュータホログラム3部作

メディアラボの研究グループから,このホログラム展示企画の連絡が届いたのは,2011年の夏の終わりのことであった.展示のプロポーザルを募集しているが,限られた展示スペースなので特別委員会で選定・推薦を行い,ミュージアムの側で最終決定を行うとのことであった.ただ,この時点では展示期間や展示可能作品数があまりはっきりせず,詳細は追って知らせるのでとりあえず応募してほしいとの内容であった.

それではと,何点か応募しようと思い立ったわけである.既存の作品でも良いが,どうせなら最新の技術を駆使したものを新たに制作しようと考え,中原先生はじめ院生有馬君,西君,小川君たちと相談した.結局,新しい技術を一つの作品に詰め込むのは難しいので,下記のコンピュータホログラム3部作(!)として応募することにした.

応募後,いくらかの紆余曲折はあったが(企画自体の中止の報も一時は届いた),結局,3月に企画のゴーが決定したとの連絡があった.ただし,今の時点ではスペースの関係で3部作全部を展示できるかどうかはわからず,少なくとも下記のBrothersは確実に展示するとの連絡であった.それ以外の2作品が展示されるかどうかは今のところ(4月中旬の時点では)まだ連絡がない.

Brothers

Brothers.jpg3Dレーザスキャナで計測した人顔データを二つ(娘と息子)使い,ポリゴン法とシルエット法を用いた現時点で世界最高レベルの高品位コンピュータホログラム.デザイン・プログラムは松島自身が担当した200億ピクセル規模の超大型作品.
→再生像とメーキングビデオ

 

 

Penguin

Penguin.jpgAppl. Opt. に載せた論文が好評を博しているデジタル化ホログラフィ(Digitized Holography)のテクニックを用いた実物体光波を埋め込んだコンピュータホログラム.論文に掲載したBear IIの2倍規模の80億ピクセル作品であり,撮影実験・デザイン・プログラミングは全て院生有馬君.
→再生像とメーキングビデオ

 

Rose in Ring

RoseInRing.jpg現リコー勤務の中村君が院生時代に考案したスイッチ・バック法を用いて複雑な形状の隠面消去を試みた作品.モデルは,松島がバラ曲線を3次元化してデザインし,院生西君の鏡面性曲面レンダリング技術を用い,院生小川君が分散処理技術でプログラミングした170億ピクセル作品.
→再生像とメーキングビデオ

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.laser.ee.kansai-u.ac.jp/WaveFieldTools/mt/mt-tb.cgi/61

コメントする

このブログ記事について

このページは、matsuが2012年4月18日 20:51に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「祝! 4か月連続「Applied Optics Top download 10」入り!」です。

次のブログ記事は「CGH論文投稿の難しさ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。